豆知識

2025.10.17

仏壇の中心「本尊」とは?その意味と選び方

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仏壇において最も重要な存在が「本尊(ほんぞん)」です。本尊とは、仏壇の中央に安置される仏像や掛け軸で、信仰の対象となる仏様を指します。家庭での供養や祈りの中心となる存在であり、宗派によって祀る仏様が異なります。

たとえば、浄土真宗・浄土宗では阿弥陀如来、真言宗では大日如来、曹洞宗では釈迦如来が本尊として祀られます。日蓮宗では大曼荼羅と呼ばれる掛け軸が本尊となることもあります。宗派に合った本尊を選ぶことが、正しい供養の第一歩です。

本尊には、木彫りの仏像や金属製のもの、掛け軸などさまざまな形があります。仏像は立像・座像・半跏像などがあり、表情や手の形(印相)にも意味があります。掛け軸は場所を取らず、シンプルな仏壇にも合うため人気があります。

本尊を安置する際は、仏壇の最も高い位置に置き、清潔に保つことが大切です。日々の供養では、本尊に向かって手を合わせ、感謝や祈りの気持ちを捧げます。お花やお香、ご飯などを供えることで、仏様とのつながりを深めることができます。

本尊は単なる飾りではなく、心の拠り所であり、家族の絆を育む存在です。仏壇を整える際には、ぜひ本尊の意味を理解し、丁寧に選びましょう。

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