豆知識

2026.02.12

黄檗宗とは何か──異国の香りを残す日本仏教の“第三の禅”

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日本の禅宗といえば臨済宗・曹洞宗がよく知られていますが、実はもうひとつ「黄檗宗(おうばくしゅう)」という独自の存在があります。江戸時代に中国・明の僧、**隠元隆琦(いんげんりゅうき)**が来日したことをきっかけに広まり、日本の禅に新しい風を吹き込んだ宗派です。

黄檗宗の最大の特徴は、中国明朝の文化を色濃く残していることです。読経は中国語音に近い発音で行われ、伽藍配置や仏像の様式、さらには食事作法に至るまで、中国禅の伝統がそのまま受け継がれています。京都・宇治の総本山「萬福寺」を訪れると、まるで異国の寺院に迷い込んだような独特の雰囲気を味わえます。

また、黄檗宗は禅の厳しさだけでなく、戒律を重んじる姿勢も特徴的です。坐禅や念仏、読経を組み合わせた修行体系は、他の禅宗とは一線を画します。さらに、隠元が日本にもたらした文化的影響も大きく、「インゲン豆」や「普茶料理(ふちゃりょうり)」など、食文化にも深く関わっています。

現代では宗派としての規模は大きくありませんが、その独自性と文化的価値は際立っています。日本の禅を知るうえで、黄檗宗は“異国の香りを残す禅”として、今も静かに存在感を放ち続けています。


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